人類の存亡を懸け、歴史上で選抜された人類代表が神代表とタイマンで闘う『終末のワルキューレ』
神VS人類最終闘争(ラグナロク)第4試合のジャック・ザ・リッパーとヘラクレスの一戦は真逆の戦い方をする二人の名勝負となりました。
個人的にジャック・ザ・リッパーが登場人物で一番好きなのでジャックの魅力がつまったこの一戦は何度も読み返しています。
この記事ではジャック・ザ・リッパーとヘラクレスの情報・武器(神器)・技から二人の戦いの内容と勝敗まで詳しくまとめました。
※『終末のワルキューレ』5〜7巻のネタバレあり
(2024/11/21 02:22:46時点 楽天市場調べ-詳細)
『終末のワルキューレ』のあらすじ、ラグナロクの説明・出場者・対戦カードを知りたい方はこちらの記事からどうぞ!
『終末のワルキューレ』をスマホで読むなら漫画に特化した電子書籍サイトのebookjapanがおススメ!!
\ 半額クーポンでお得に読める /
初回ログインで500円割引が6回使える
目次
ジャック・ザ・リッパーの情報
出典:『終末のワルキューレ』コミック5巻より
ジャック・ザ・リッパーは実在の人物とされています。
「切り裂きジャック」とも呼ばれた、1888年のロンドンでの連続殺人犯です。
少なくとも5人を殺害した猟奇的なこの事件は迷宮入りとなり犯人は捕まっていません。
その伝説的な逸話から非常に二次創作で人気の人物であり、『名探偵コナン』にも登場しています。
『終末のワルキューレ』では人類代表の一人に選出され、人類側から1勝2敗で迎えたラグナロク第4回戦に出場することになりました。
その姿は猟奇的殺人犯とは思えない英国紳士そのもの。
言葉遣いや紅茶を嗜む姿から上品さが窺えます。
しかし作中でもシリアルキラーとして扱われており、代表として送り出したブリュンヒルデも「人類の中で一番キライなクソ中のクソのゲボカス野郎」と言っています。
出典:『終末のワルキューレ』コミック5巻より
選出された理由は神を倒しうる悪意・狂気と神代表・ヘラクレスとの相性でした。
ジャック・ザ・リッパーの過去・特殊能力
ジャックはロンドンの貧民街でメアリーという売春婦の息子として生まれました。
非常に貧しい生活で残飯を漁る生活。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
その過酷な環境を生き抜くためにジャックの右目に「人の感情を色として見ることができる」という特殊能力が宿ります。
その目で自分を愛してくれる母親の色を見ることが好きでしたが、ある日母親の愛情が自分に向けられていたものではないことを知り、母親の色の変化を止めるために首を絞めます。
その時に見た「恐怖」の色に魅入られ、自分の母親をナイフで殺害し、連続殺人犯の「ジャック・ザ・リッパー」として人類史に名を刻むことになります。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
完全にオリジナルの設定ですが、ジャック・ザ・リッパー誕生のエピソードとしては非常に魅力的ですね。
ジャック・ザ・リッパーの神器錬成・武器
人類と神の差である武器のスペックを埋めるのが戦乙女(ワルキューレ)13姉妹が人間の武器に姿を変える神器錬成(ヴェルンド)。
佐々木小次郎の神器錬成の相手はワルキューレ十一女・フレック
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
その名が意味するのは「武器をガチャつかせる者」
殺人鬼との神器錬成を嫌がっていましたが、ジャックにより無理矢理させられてしまいました。
フレックとの神器錬成によるジャックの武器は「触れたもの全てを神器に変える手袋」
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
戦いの終盤までジャックの本当の神器は分かりませんでした。
嘘やブラフで相手を翻弄し、伏線を張りまくる戦闘スタイルに適したかなりのチート武器です。
『終末のワルキューレ』をスマホで読むなら漫画に特化した電子書籍サイトのebookjapanがおススメ!!
\ 無料で試し読みできる/
初回ログインで500円割引が6回使える
ヘラクレスの情報
出典:『終末のワルキューレ』コミック5巻より
神話のヘラクレスはギリシア神話に登場する半神半人の最大の英雄。
『終末のワルキューレ』のヘラクレスも同様の扱いであり、正義感が強く皆から慕われる存在です。
ラグナロクに参戦しているものの、元人間の立場から人類の終末には反対しており、自分が勝った際には人類の救済を働きかけると宣言しています。
出典:『終末のワルキューレ』コミック5巻より
ヘラクレスの過去
人間時代、アルケイデスという名を持ち、ギリシャの都市国家・テーバイで暮らしていました。
誰よりも非力でしたが、誰よりも強い正義感を持っていたアルケイデスは正しい者の味方であるため自らを鍛え続け、強靭な肉体を手に入れました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
ある時人類存亡会議でアルケイデスの暮らすテーバイを滅ぼすことが決まり、軍神・アレスが軍を率いて降臨しました。
誰もが諦める中ただ一人立ち向かったのがアルケイデス。
仲間を守るために死を賭して真の勇者が飲めば不死の肉体を得るが偽りの者が飲めば即死すると言われるアムブロシア(ゼウスの血)を口にします。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
体を焼かれ即死したと思われたアルケイデスでしたが、姿を変え立ち上がります。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
一人でアレスの軍を蹴散らしたアルケイデスは、大将のアレスとも互角以上の戦いを繰り広げます。
決着前に戦いを止めたゼウスに神に成ることを薦められ、人類を正しく導くためゼウスの子として「ヘラクレス」の名で神となりました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
ジャック・ザ・リッパーVSヘラクレスの結果
ラグナロク第4試合・ジャック・ザ・リッパーVSヘラクレスの一戦を解説します。
戦いの舞台はジャックの要請により19世紀のイギリス・ロンドンを再現したステージ。
自身のホームグラウンドで戦えるジャックとブリュンヒルデの読み通り、真っ向から迎え撃とうとするヘラクレス。
開始と同時に武器の大バサミを出すジャック。
出典:『終末のワルキューレ』コミック5巻より
正面から受けて立とうとするヘラクレスに対し、ジャックは逃げながら攻撃します。
ヘラクレスはジャックの大バサミを破壊し、追い詰めますが、苦し紛れのように放ったジャックのナイフがヘラクレスに突き刺さりました。
自分の神器が大バサミというのは嘘で、「神器を創出する袋」だと言い放つジャック。
出典:『終末のワルキューレ』コミック5巻より
力で劣るジャックが戦略でヘラクレスを翻弄します。
傷を負いながらも意に介さず距離を詰めるヘラクレスがついに神器である棍棒による技を出します。
十二の難行を成し遂げ習得した十二の災禍と罪過(エルキュール・エクソダス)がヘラクレスの必殺技。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
凄まじい威力を誇りますが、強烈な痛みを伴う刺青が体に広がり、広がりきると死を迎えると言うデメリットつきです。
ヘラクレスの大技とジャックのトリッキーな攻撃でお互い譲らず。
そんな中、ヘラクレスの強い意志を持った「色」を見たジャックはヘラクレスを殺す瞬間を想像し昂ります。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
距離を取りながら攻撃するジャックですが、ヘラクレスに致命傷を与えることができず、逆に追い詰められます。
そしてぶら下がっていた時計の文字盤をヘラクレスにぶん投げるというやけくそにも見える攻撃を放つジャック。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
無駄な攻撃と、左腕で受け止めようとするヘラクレスでしたが、その腕が文字盤により切り落とされます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック6巻より
ジャックの神器が「神器を創出する袋」というのも嘘であり、「触れたものを神器にする手袋」ということが判明しました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
ジャックの戦略がハマり完全に形勢が逆転します。
ジャックの触れるもの全て、すなわち街全体が凶器になるという圧倒的優位に。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
それでもヘラクレスは全く折れません。
ジャックが感情の色を見ることができ、恐怖に染まる色を見るために殺人を繰り返してきたことを理解したヘラクレス。
それでも人間を愛しており、ジャックを苦しみから救ってやると言い放ちます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
そして勝負を決めるために、第十二の御業・冥界より出でし厄災(地獄の番犬ケルベロス)を繰り出し、姿を変えたヘラクレス。
相手を屠るか己を喰い尽くすまで終わらない代償の大きい技です。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
触れるもの全てを神器にして攻撃するジャックですが、圧倒的なパワーで返り討ちにするヘラクレス。
そして上空に逃げたところをヘラクレスに打ち落とされたジャックは鉄柵に突き刺さり深手を負います。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
しかし立ち上がり、ビルをまるごと神器化してヘラクレスに向けて倒す荒技「輪舞曲(ロンド)の祝福」を放つジャック。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
それでもビルの中から立ち上がり、正義と愛の色から全く変わらないヘラクレスに対しジャックは「私好みの色に染めてみたい」と狂気の笑みを浮かべ、ヘラクレスも「やってみろ」と答えます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
いよいよ決着の時が近づいています。
ここで近づいてくるヘラクレスに対しジャックがまさかの接近戦で応戦。
片腕でいい勝負にはなるもやはりヘラクレスが優勢となり、ジャックが仕込んでいた暗器による一撃をかわしカウンターが炸裂。
ほぼ意識のない中立ち上がるジャックに一撃を与え、勝負ありかと思われました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
止めの一撃を放つヘラクレス。
次の瞬間、ジャックの両手がヘラクレスの体を貫いていました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
腹の傷をかばうように見せかけ、手袋に血をまとわせ、自らの血を神器化したことで可能となった技「Dear GOD」
それでもヘラクレスに恐怖は全くなく、「色」が変わることはありません。
ヘラクレスは最後の力で振り上げた手で、攻撃ではなく「人間を愛している」と言い残しジャックを抱きしめました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
最後まで自分を貫いた姿はまさに「不屈の闘神」
しかしその愚直すぎる性格と戦い方はジャックの知略を尽くした戦い方と相性が非常に悪く、ブリュンヒルデの思惑通り倒されることに。
ラグナロク第4回戦、人類代表・ジャック・ザ・リッパーVS神代表・ヘラクレスの勝敗はジャック・ザ・リッパーの勝利となりました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック7巻より
ジャックの勝利によりラグナロクは2勝2敗の互角の状況となりました。
ジャック・ザ・リッパー、ヘラクレスを含む『終末のワルキューレ』キャラクラー強さランキング記事はこちら!
まとめ
『終末のワルキューレ』のジャック・ザ・リッパーとヘラクレスの情報・武器(神器)・技、二人の戦いの内容と勝敗をまとめてきました。
正義の神VS殺人鬼という真逆のキャラクターの戦いは素晴らしいものになりました。
ジャック・ザ・リッパーという人物をここまで魅力的に描き、キャラクターに合った戦いをさせる作者の力には尊敬しかありません。
圧倒的に有利と思われた神代表が二連敗し、いよいよ人類の強さを認めることになりました。
この後のラグナロクの勝敗がさらに分からなくなり、楽しみがつきませんね。
以上、『終末のワルキューレ』ジャック・ザ・リッパーとヘラクレスについてのまとめでした!
『終末のワルキューレ』をスマホで読むなら漫画に特化した電子書籍サイトのebookjapanがおススメ!!
\ 半額クーポンでお得に読める /
初回ログインで500円割引が6回使える
ebookjapanについてはこちらの記事で詳しく解説しています。