『喧嘩商売(喧嘩稼業)』の登場人物の中で一番男気があり、慕われているキャラといえば上杉均(うえすぎひとし)
「喧嘩王」「捌きの達人」の二つ名を持つ進道塾を代表する空手家です。
信念に基づいた生き方がとにかくかっこいい!
今回はそんな上杉均のモデルや名言、伝説の名試合・芝原剛盛(しばはらごうせい)戦までを詳しくまとめました。
※『喧嘩商売』11〜23巻、『喧嘩稼業』1〜13巻のネタバレあり
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目次
上杉均の情報・モデル
出典:『喧嘩稼業』コミック1巻より
上杉均(うえすぎひとし)
「喧嘩王」と呼ばれるフルコンタクト空手「進道塾」の空手家。
進道塾創設者の山本陸にも劣らないカリスマ性を持ち、山本陸と合わせて進道塾の二人の王とされている。
山本陸が開発した進道塾の奥義「煉獄」を極め、およそ70手から煉獄を開始でき、3分以上打ち続けられるただ一人の人間。
出典:『喧嘩稼業』コミック12巻より
事情により破門になっていた(※記事の後半で詳しく解説)が、進道塾を継いだ山本陸の息子・山本海の頼みにより進道塾に復帰し、代表として田島彬が主催する陰陽トーナメントに出場することとなった。
上杉均のモデルは明らかにされていませんが、進道塾のモデル・極真空手の安田英治(やすだ えいじ)、盧山初雄(ろうやま はつお)がモデルではないかという説が濃厚です。
安田英治は極真空手七段で師範代、「ケンカ十段」の異名を持っています。
盧山初雄は極真空手九段で主席師範、一時期禁足を受け極真会館を離れたが、後に極真空手をまとめる存在になりました。
この2人の要素をどちらも持つのが上杉均です。
上杉均の性格
情に厚く、義理堅い、作中でも屈指の精神性を持つ上杉。
打撃に絶対の自信を持ち、進道塾と自分の戦い方を信じています。
上杉の性格や戦い方が分かるエピソードを紹介します。
橋口の仇討ちで逮捕
上杉の弟子の当時中学生の橋口が容疑者と疑われ、小島警部に歯を折られた際、警察に出向いた上杉。
小島警部の歯を橋口が折られた数と同じ3本、へし折ります。
出典:『喧嘩商売』コミック11巻より
橋口が手を出す前に自ら弟子の仇を取り逮捕されました。
入江無一との戦いによる破門
恩師である山本陸が田島彬に襲われ、片目を失った事件。
富田流・入江無一がやったと勘違いした上杉は、山本陸の息子、山本海と共に入江邸に乗り込みます。
出典:『喧嘩商売』コミック15巻より
掴まれた耳を自ら引きちぎり、必殺の煉獄に繋げます。
出典:『喧嘩商売』コミック15巻より
出典:『喧嘩商売』コミック15巻より
勝利目前でしたが、一緒に戦っていた入江文学に「山本海が死んだ」というブラフをかまされ、嘘と気づきながらも仲間を見捨てることができませんでした。
出典:『喧嘩商売』コミック17巻より
その隙を突かれ、入江無一の金剛を受けて敗れた上杉。
その後、山本陸が姿をくらますことになり、残った進道塾を分裂させないために「煉獄」を見られたことを理由に自ら破門を選びました。
出典:『喧嘩商売』コミック巻23巻より
二代目・山本海への気遣い
進道塾で唯一、山本陸が辞めた後のことを気にし、息子の山本海を「二代目」と呼んでいた上杉。
自らの弱さを知りながら進道塾の看板を守ってきた山本海に「やっぱりあなた以外に塾長の器のある者はいなかった」と優しい言葉をかけます。
出典:『喧嘩商売』コミック巻23巻より
「喧嘩商売」での登場シーンは少ないものの、上杉均の人間性が良く分かるエピソードばかりです。
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上杉均の名言
上杉の男らしさが伝わる名言を紹介します!
「モノを教える立場の人間だったら「我慢しろ」と言うのが正しいんだろうが
我慢できないこともあるもんな
しばらく空手教えられんな
今度会う時までに強くなっとけ」出典:『喧嘩商売』コミック巻11巻より
先に紹介した橋口を守るために警部の歯を折って逮捕された時の一言。
こんな師匠、素晴らしすぎる!これは強くなるしかないですね。
「俺たちの進む道の邪魔になり進道の最強を阻むものは俺の拳ですべて排除する
最強への道は俺が作る
てめぇら黙って俺について来い!!」出典:『喧嘩商売』コミック23巻より
陰陽トーナメントへの出場を決め、集まった進道塾生の前で演説をかます上杉。
破門になった男が戻り、進道塾が一つになった名シーンです。
「俺の目に飯綱走ってるか?」
出典:『喧嘩稼業』コミック12巻より
陰陽トーナメントでの芝原戦で、煉獄を使う決意をした際に放った一言。
昔からの決め台詞らしい。
意味がありそうだけど意味がわからない、しかしかっこいいシーンです。
「魂が燃え尽きても
テメェーを炭にしてやる」出典:『喧嘩稼業』コミック13巻より
芝原に追い込まれ、意識が朦朧とする中、脳内で呟いた一言。
進道塾の看板と塾生全員の思いを背負い、死んでも負けられないという思いが表れるシーンです。
激闘!陰陽トーナメント芝原戦
陰陽トーナメント一回戦、上杉均VS芝原剛盛の激闘を詳しく紹介します!
空手と合気道の達人対決といえば『グラップラー刃牙』の愚地独歩VS渋川剛気の一戦を思い出す人も多いと思います。
あの一戦は合気道・渋川剛気が辛くも勝利を納めましたが、『喧嘩稼業』では空手と合気道、どちらが勝つのか!?
達人同士が相手を倒すために歩みを進めるシーン、ワクワクが止まりません。
出典:『喧嘩稼業』コミック12巻より
試合は芝原優勢で進む。
合気の技術を余すところなく発揮し、伝説が真実だったと皆が認めます。
顔面へのサッカーボールキック、あばらへの膝蹴り・突きで上杉に深刻なダメージを与えました。
打撃でも上杉の空手に全く引けを取らない芝原に対し、上杉は全ての者が見る中、完全な煉獄を解禁する覚悟を決めます。
出典:『喧嘩稼業』コミック12巻より
過去に見ていた十兵衛や入江文学が使った左鉤突きから始まるのではない煉獄に対応が遅れる芝原。
出典:『喧嘩稼業』コミック12巻より
ここで連打を受けながらも、道着を足で踏み膝蹴りを封じながら逆に鉤突きからの煉獄を試す芝原。
繋ぎが遅く5手しか続かなかったものの上杉の煉獄が止まる。
それに対し上杉も過去に入江無一に受けた「金剛」を真似て芝原に放ちます。
心室細動で殺してしまう可能性が高く練習ができなかったものを「殺してもいい相手で試している」と言い放つ上杉。
出典:『喧嘩稼業』コミック12巻より
試合の中で新たな技を試す達人同士の戦いは痺れますね。
序盤に受けたあばらへのダメージが深刻な上杉に対し、「合気」で「付属技術」を活かすという独自の合気拳法でマウントを取り、パウンドで勝負を決めに行く芝原。
看板を背負っている上杉は気持ちだけで立ち上がりますが、ほとんど意識もなく勝負は決したかに思えました。
しかし、命をかけて再度煉獄を放つ上杉。
出典:『喧嘩稼業』コミック13巻より
そこで一度目の煉獄対策である道着を踏んでの膝蹴り封じを囮に使い、遠近感をずらし次の手をかわすという二つ目の煉獄対策を披露した芝原。
更に芝原が煉獄を繰り出し、完全に試合を決める展開に。
出典:『喧嘩稼業』コミック13巻より
薄れゆく意識の中で芝原の煉獄の手数を数えていた上杉は最後の一撃に賭ける覚悟を決めていました。
目付きをガードし、自分の勝利を確信した芝原は上杉に語りかけ、最後の四方投げを放ちます。
出典:『喧嘩稼業』コミック13巻より
しかし、上杉が最後の一撃を狙っていたのはここ。
工藤優作との戦いで梶原修人が放った肘での金剛を真似て投げの途中でガラ空きの芝原の背に金剛を放ちます。
出典:『喧嘩稼業』コミック13巻より
一撃必殺の金剛が決まり、倒れた芝原。
一方最後の力を使った上杉も倒れ、ダブルノックダウン状態に。
出典:『喧嘩稼業』コミック13巻より
そこから立ち上がったのは上杉、向かったのはダウンカウントをスタートさせる自コーナーではなく、芝原のコーナーでした。
審判が試合を止めることは無いことを予想した上杉。
心室細動で死ぬ可能性の高い芝原を救うため、芝原の息子・芝原佑にタオルを投げて試合を終わらせるように説得します。
出典:『喧嘩稼業』コミック13巻より
父の誇りを守るために躊躇していた芝原佑でしたが、父を救うために立ち上がった上杉の言葉に打たれ、ついにタオルを投入。
いつも正しかった父・芝原剛盛が言った「上杉の弱点は情だ」
それが今回だけは間違っていた。
「上杉均は優しいから強い」
人への想いで動く上杉の強さを実感した芝原佑。
出典:『喧嘩稼業』コミック13巻より
達人同士の戦いは終始優勢に試合を進めた芝原を一撃で逆転した上杉の勝利で終わりました。
出典:『喧嘩稼業』コミック13巻より
試合中で上杉均・芝原剛盛が繰り出した「煉獄」についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
陰陽トーナメントの他の出場者や今後の予想についてはこちらの記事をどうぞ!
まとめ
上杉均の情報やモデル・名言・陰陽トーナメントでの芝原戦についてまとめました。
『喧嘩商売』『喧嘩稼業』の一大勢力である進道塾ですが、それを代表するに相応しい男気あふれるキャラですね。
主人公の佐藤十兵衛を筆頭に、自分が勝つために手段を選ばない人間が多い中、異質なほど愚直で正統派の上杉均。
その分、魅力が一段と際立ちます。
芝原佑が言った「上杉均は優しいから強い」
この言葉に上杉均のキャラが詰まっています。
こんな人間に教わりたいものですね。
以上、「喧嘩王」上杉均のまとめでした!
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