『喧嘩商売(喧嘩稼業)』を語る上で非常に重要なキャラである入江文学(いりえぶんがく)。
主人公・佐藤十兵衛の師匠であり、父・入江無一から継承した「富田流」を使う武術家です。
- かっこいい
- かわいい
- 名言が多い
- ギャグパートもいける
というキャラとしての魅力が盛り沢山な入江文学について、初登場から陰陽トーナメントの櫻井裕章(さくらいひろあき/ゆうしょう)戦までを詳しくまとめました。
入江文学の強さに迫ります!
※『喧嘩商売』4〜23巻、『喧嘩稼業』1〜10巻のネタバレあり
『喧嘩商売』と『喧嘩稼業』の違いを知りたい方はこちらの記事からどうぞ!
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目次
入江文学(文さん)の情報
出典:『喧嘩稼業』コミック1巻より
入江文学(いりえぶんがく)
古武術・富田流の六代目継承者であり十兵衛の師匠。
居合を含む剣術も使い、実践的な戦いを得意としている。
初登場シーンでは真剣を持った中国人ヤクザを抜刀術で倒した。
出典:『喧嘩商売』コミック4巻より
喧嘩に関しては容赦がなく、手加減せずに急所を狙い徹底的に相手を叩きのめすことを十兵衛に教え込んでいる。
出典:『喧嘩商売』コミック4巻より
ちなみに十兵衛が中学生の時に入江文学と出会っているようですが、どんな出会いだったかは現時点で明らかにされていません。
中学時代は喧嘩の仕方を教える程度だったが、十兵衛が工藤優作に敗れた後、自分の練習相手にするために正式に弟子入りを認めました。
文さんの年齢は38歳。この歳にして無職で職歴もない。
祖父の遺した不動産収入で立派な道場で一人で暮らしているが、ヤクザから賭け麻雀で4000万円勝ったというシーンもあり、稼ぐ手段は持っているようです。
出典:『喧嘩商売』コミック4巻より
ちなみに38歳にして童貞、AT限定免許と合わせて度々十兵衛にイジられている。
出典:『喧嘩商売』コミック9巻より
出典:『喧嘩商売』コミック9巻より
本人も気にしており、特に童貞についてはあまり触れてほしくないようです。
出典:『喧嘩商売』コミック9巻より
十兵衛に師匠として戦い方を教えているときはかっこいいのですが、恋愛・性的経験面でマウントを取られる姿がかわいいです。
料理好きというのも文さんのかわいいポイント。
ヤクザの事務所に乗り込む前には遠足気分で手作りおにぎりを握ります。
出典:『喧嘩商売』コミック8巻より
家ではカスピ海ヨーグルトを仕込み、大切にしている。
出典:『喧嘩商売』コミック8巻より
正月にはおせちまで手作りで準備。
出典:『喧嘩商売』コミック21巻より
交友関係は非常に狭く、唯一の友人とも言えるのがオリンピック無差別級金メダリストのカワタクこと川原卓哉。
文さんの高校時代、2年先輩でインターハイ100kg超級王者のカワタクを柔道の練習試合で倒した。
出典:『喧嘩商売』コミック11巻より
ちなみにこの勝利で富田流の強さを確信し、父・無一に富田流を継ぐことを宣言している。
出典:『喧嘩商売』コミック11巻より
柔道での対決以来カワタクとは親交があり、陰陽トーナメントではセコンドに任命している。
出典:『喧嘩稼業』コミック4巻より
文学が幼い頃に両親が離婚し、父を一人にしないために無一と二人で暮らしていた。
親子で富田流の稽古を続けていたが、無一が田島彬に倒され、9年間の昏睡状態の後、息を引き取った。
それ以来父・無一の仇である田島彬を倒すために修行に明け暮れている。
出典:『喧嘩商売』コミック9巻より
一人での修行時代に、富田流に恨みを持つ梶原柳剛流の梶原修人と真剣で立ち会っている。
出典:『喧嘩商売』コミック22巻より
この戦いは投げた小太刀で手首を切り落とすというエゲツない決着で入江文学が勝利。
梶原修人についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
『喧嘩商売』では進道塾の青木裕平も一方的にボコったりヤクザを大量に狩ったりと、同レベルの相手との戦いが無く、強さの底が知れませんでした。
『喧嘩稼業』・陰陽トーナメントではどんな戦いを見せるのか?
記事の後半で詳しく解説します。
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入江文学の名言
文さんの心に残る名言を紹介します!
「お前がやったのは喧嘩じゃねー
遊びだ」
出典:『喧嘩商売』コミック8巻より
十兵衛の喧嘩にダメ出しをするシーン。
ギャグパートから一転、真剣モードの文さんはかっこいい。
「これが喧嘩だ」
出典:『喧嘩商売』コミック8巻より
同シーンで十兵衛にダメ出しした後、天下の手本を見せた後のセリフ。
文さんの強さに痺れます。
「なれるよ 俺の弟子だからな」
出典:『喧嘩商売』コミック10巻より
十兵衛を富田流の弟子と認めたときの一言。師弟関係が確立された素晴らしいシーンです。
「父が死んでも泣かないと決めていた」
出典:『喧嘩商売』コミック12巻より
昏睡状態の父・無一を看取る際、脳内で繰り返し呟いていた言葉。
強くあろうとする文学と最期に文学の手を握る無一。父子の絆を感じる名シーンです。
「父さん 約束は守るからさ」
出典:『喧嘩商売』コミック12巻より
自宅で一人、父を思い「田島彬を倒す」という約束を果たすことを誓うシーン。渋い!!
「俺たちの方が高いところにいるな!
富士より高いな!!」出典:『喧嘩稼業』コミック4巻より
飛行機内で十兵衛のせいで高野照久との関係が悪くなり機嫌が悪かったが、富士山より高いところにいることを子供のようにはしゃぐシーン。かわいい部分が全面に出てます。
「俺の魂はまだ燃えてんだよ」
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
陰陽トーナメント・櫻井裕章戦で窮地に追い込まれた際に放ったセリフ。
死んでも負けないという覚悟を感じます。
富田流の技
真剣を使う小太刀術も多い富田流ですが、作中で使われた素手の技を紹介します。
金剛
出典:『喧嘩商売』コミック9巻より
富田流の代表的な技。
相手の心臓を強打することで一撃で意識を飛ばす必殺の打撃。
基本は突きだが、踏みつけ・肘・膝などの部位でも放っている。
その強力さから相手を死に至らしめてしまうリスクもある。
無極
出典:『喧嘩商売』コミック13巻より
「ゲート・コントロール」を使った自己暗示術。
脳を騙し、痛みを抑えて力を増したり、死に直面したことを想像し、瞬時に火事場の馬鹿力を出すことができる。
十兵衛は無極を応用し、足が折れた想像をして大量の汗を出し、相手に骨折したと思い込ませるという使い方もしている。
滅茶苦茶便利な技です。
高山
出典:『喧嘩稼業』コミック3巻より
富田流の必殺の投げ技。
相手を抱え上げる時に睾丸を握ることで受け身を取らせなくするエゲツない技。
十兵衛が石橋強との戦いで最後に使用しました。
石橋強についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
煉獄
出典:『喧嘩商売』コミック19巻より
元々は進道塾創設者の山本陸が編み出した秘伝の奥義。
ある規則とパターンの選択によって繰り出され、相手は逃げることも倒れることもできず、打ち手の体力が続く限りひたすら打たれ続けるハメ技。
進道塾の上杉均が入江無一との戦いで使ったのを見ていた入江文学が、後に富田流に組み込むことを決めた。
出典:『喧嘩商売』コミック11巻より
進道塾の青木裕平を隠し撮りし、十兵衛が煉獄の仕組みを解明し、パクることに成功しました。
煉獄についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
陰陽トーナメント 櫻井裕章との一戦
陰陽トーナメント一回戦、入江文学VS櫻井裕章の激闘を詳しく紹介します!
- 複数系統のシラットを使いこなすことができる
- 命を懸けて戦うアンダーグラウンドで無敗のS級格闘士
- 前向性健忘で72時間しか記憶が持たない
- 棒切れ一本でライオンと戦い、倒したことがある
- 田島彬とは腹違いの兄弟
というキャラ付けの宝庫であり、トーナメント前の描かれ方でも最強に近いと思われる櫻井裕章相手に文さんはどう戦うのか?
試合開始直後、櫻井の攻撃の隙を付き、イヤーカップで右耳の鼓膜を破壊。
出典:『喧嘩稼業』コミック8巻より
文さん優勢に進むかと思ったが、櫻井は動じずリードパンチからの膝蹴りで反撃し、そこから最速の打撃であるチェーンパンチで完全に櫻井が優勢に。
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
ダメージを受けた文さんは金剛からの煉獄で反撃を試みるが、「後の先」を得意とする櫻井は全て読み切りガードし、2度目のチェーンパンチを放ちます。
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
更に猿臂→チェーンパンチ→マウントポジション→チェーンパンチを繰り出し、一瞬意識を失った文さんのダメージは深刻なものに。
「立ち技で櫻井のほうが上」と文さんも認めます。
投げ技で逆転を狙う文さんは刻み突きから櫻井の懐に入ろうとするも右耳を掴まれ膝蹴りをモロに喰らう。
諦めない文さんは隙を作るために自ら耳を引きちぎります。
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
そして左鉤突きから始まる富田流の「煉獄」。
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
ガードを固める櫻井に対し、事前にそれを想定した「途中の手順で金的を狙わずに睾丸を握り潰す」という作戦を実行に移します。
が、琉球空手の「骨掛け」で睾丸を体内に移動させていた櫻井。
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
煉獄からの脱出に成功します。
そして後の先だった櫻井が自ら攻める「龍の技(シカップ・ナガ)」の構えを取ります。
それに対して文さんが取ったのは虎の構え。
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
文さんの強さを認めた櫻井は「この戦いもお前のことも忘れたくない」と言います。
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
そして櫻井が放つ必殺の振り下ろしの手刀を文さんは両手をクロスさせてガード、そこからの攻撃に繋げる富田流の「車」を出します。
再度左鉤突きから煉獄を打とうとしますが、櫻井が初めて見せた別流派のシラットでいなされ、左腕をへし折られます。
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
その対応は田島彬が「完璧と言っていいだろう」というほど。
片腕を失った文さんは絶体絶命となります。
出典:『喧嘩稼業』コミック9巻より
誰もが終わったと思い、セコンドのカワタクもタオルを投入しようとします。
それに対し「投げないでくれ」と懇願する文さん。
そして決死の覚悟で再び虎の構えを取り、櫻井は龍の構え。
この時文さんは折れた腕を元の位置に接続し直していた。
それは櫻井の予想外のところから一撃を深く入れるため。
その一撃は左鉤突き。そしてそこから始まる富田流の煉獄。
片手では続かないと踏んだ櫻井はガードを固めます。
しかし文さんの狙いはそこから繋げる富田流必殺の投げ技「高山」。
出典:『喧嘩稼業』コミック10巻より
本来は睾丸を握り受け身を取れないように頭から落とす技だが、櫻井は骨掛けで睾丸を体内に移動させている。
そのため文さんは手順を逆にし、腰から落とし睾丸を押し出しました。
そして「無極」で一瞬で力を最大限にし、睾丸を握り潰します。
出典:『喧嘩稼業』コミック10巻より
そして肘での金剛を放ちますが、櫻井はこれをガード。
しかし下半身の注意がそれ、文さんは残った一つの睾丸も握り潰します。
出典:『喧嘩稼業』コミック10巻より
そして今度こそとどめの「金剛」。
出典:『喧嘩稼業』コミック10巻より
勝負を決めた文さんが櫻井に残した言葉も名言でした。
「安心しな 俺はお前の事を忘れない
最後の最後まで1回も間違えなかった
技も 読みも 俺より一枚上だった
だけどさ…最後に買ったヤツが強いんだぜ」出典:『喧嘩稼業』コミック10巻より
最後の最後で勝負を諦めず、富田流を信じて戦った入江文学が勝利を納めました。
出典:『喧嘩稼業』コミック10巻より
父・無一から受け継いだ富田流を信じ、勝利の可能性を追い続けることができるのが文さんの強さですね。
櫻井裕章に勝利したことで、入江文学は作中でもトップクラスの強さと言えるのではないでしょうか。
陰陽トーナメントの他の出場者や今後の予想についてはこちらの記事をどうぞ!
まとめ
入江文学の情報や名言・富田流の技、陰陽トーナメントの櫻井裕章戦までをまとめました。
十兵衛の師匠というだけでなく、自ら戦うかっこいい姿や、プライベートでのイジられ要素満載のかわいい姿を見せてくれる文さんは『喧嘩商売』『喧嘩稼業』において、重要度の高いキャラクターです。
『喧嘩稼業』でギャグパートは圧倒的に減りましたが、十兵衛と文さんの掛け合いだけで十分楽しむことができます。
十兵衛が富田流の七代目継承者となりましたが、まだまだ六代目として背中を見せてほしいですね。
以上、38歳無職童貞・富田流六代目継承者・入江文学のまとめでした!
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