人類の存亡を懸け、歴史上で選抜された人類代表が神代表とタイマンで闘う『終末のワルキューレ』
代表選手は全員キャラが立っていますが特にかっこいいのが釈迦。
生き方はまさに「天上天下唯我独尊」
自分の気持ちに逆らわず生きたいように生き、やりたいようにやる姿は爽快です。
この記事では釈迦の情報・神器・対戦相手と勝敗まで詳しくまとめました。
※『終末のワルキューレ』8〜13巻のネタバレあり
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『終末のワルキューレ』のあらすじ、ラグナロクの説明・出場者・対戦カードを知りたい方はこちらの記事からどうぞ!
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目次
釈迦の情報
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
「最強の思春期」釈迦
仏教の開祖として実在したとされています。
『終末のワルキューレ』でのビジュアルはユルさとチャラさを合わせ持っており、「仏黒雷」というブラックサンダーによく似たお菓子を食べています。
かつては人間・ゴータマ・シッダールタであり、シャキータ族王子として何不自由ない生活を送っていました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
が、兄・ジャータカが死ぬ直前、「自分の幸福は全て与えられたものであり、自分の人生は誰のものだったのか?」と疑問を投げかけられます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
そしてジャータカの死をきっかけに悟りに至り、身分を全て捨て、ただ我が道をひとり歩み始めました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
裡にある幸福を否定し、運命を押し付けようとするものたちが大嫌いで、なにものかが決めた運命に抗い続けました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
そして真理に至り人々を導いて仏として散った釈迦は神代表としてラグナロクに名を連ねることになりました。
釈迦は裏切り者?ロキとの確執
ラグナロク第5回戦のシヴァVS雷電の対戦中、神代表・ロキに呼び出された釈迦。
ロキはワルキューレの神器錬成(ヴェルンド)の度を超えた能力に疑問を抱いており、釈迦属する仏界の「一蓮托生」を使ったものではないかと疑いをかけます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック8巻より
話が長すぎて聞いてなかったと挑発する釈迦に対し、ロキはストレートに「キミって裏切り者?」と問いかけます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック8巻より
「だったら何?」と否定することのなかった釈迦。
居合わせた七福神、佐々木小次郎、沖田総司らを交えた戦いに発展しそうになるも、ゼウスとオーディンの登場で一触即発は免れました。
が、この時点で釈迦が神を裏切っている可能性はかなり高いものとなりました。
ロキについてはこちらの記事で詳しくまとめています。
釈迦は神代表?人類代表?
ラグナロク第6回戦を前に、ゼウスから次の試合に出場するように頼まれ、了解する釈迦。
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
神側から登場するも、人類側まで歩いて行き「オレ人類側から出るんで…頼(よろ)」と宣言。
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
神が一方的に決めた人類滅亡に全く納得がいっていなかった釈迦は自分が人類を救うと言います。
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
怒りを隠せない神々。特に釈迦を裏切り者と予想していたロキはブチ切れていました。
オーディンの「我ら全ての神を敵に回す覚悟があってのことか?」という問いかけに、「敵味方は関係ない。この宇宙でオレはただ釈迦(オレ)だから」ときっぱりと返す釈迦。
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
こうして釈迦は人類代表の闘士として神と戦うことになったのです。
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
釈迦の神器・六道棍(りくどうこん)
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
釈迦の武器(神器)は六道棍(りくどうこん)。
人類が輪廻転生する6つの世界(六道)を守護する観音様=六守護尊の力を宿した神器。
釈迦の感情に呼応して姿を変える釈迦らしい神器です。
盾・棍棒・剣など様々な形態に変化する強力な神器ですが、感情に呼応するため自分で武器を選べないという欠点もあります。
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釈迦の対戦相手は?
急遽人類代表として出場することになった釈迦の対戦相手として呼ばれたのは毘沙門天。
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
が、他の六神を合わせた七福神全員で入場します。
司会のヘイルダムに他の六神は出て行くように言われると、毘沙門天が「われらは七神にあらず…もとより一神!」と宣言。
六神が次々と毘沙門天と同化し姿を変えて行きます。
そして地に降臨する時大いなる災いをもたらすとされる零福に変貌。
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
零福は元々全ての人の幸せを願う誰よりも心優しい神でした。
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
零福は人間たちの不幸を自らが吸い取ることで人類を救済しようとしましたが、零福が不幸を吸い取るほど人類は幸福を見失い堕ちていく様を目の当たりにします。
そこで人間時代の釈迦と出会い、釈迦の「不幸あるところに幸福あり」という教えで幸せそうな人々を見て嫉妬による憎悪で凶神へと変貌。
出典:『終末のワルキューレ』コミック11巻より
人類に大きな災いをなす寸前で自ら七福神に分裂しましたが、釈迦に「天誅」を加えるためにラグナロクで零福の姿に再びなったというわけです。
ということで神代表も毘沙門天の予定が変わり、零福が代表闘士として戦うことになりました。
人類代表・釈迦VS神代表・零福
零福の神器は「斧爻(ふこう)」
零福が不幸を感じ、その不幸を吸えば吸うほど強大化し、破壊力が増していく斧です。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
自らの攻撃が釈迦に当たらないことを不幸と感じ、その度破壊力を増していきます。
しかし釈迦は零福が攻撃するより先に動き攻撃を読んでいるかのよう躱します。
その秘密は釈迦の「正覚・阿頼耶識(しょうがく あらやしき)」による未来視。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
更に攻撃にも転じ、零福を圧倒します。
零福は釈迦の能力と過去を思い出したことによる嫉妬心で過去最大の不幸を感じ、零福の武器は避けることが不可能なほど強大なものになりました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
未来視で避けられないことを知った釈迦は神器・六道棍を発動させ、六道棍は盾に姿を変えます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
最大火力の一撃を受け止め、零福に「お前の思春期 受け止めてやる」と言い放つ釈迦。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
ブチ切れて更に凶悪に変化する斧爻に対し、釈迦の六道棍も次々と姿を変えて迎え撃ちます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
零福の外れた攻撃から観客を守る余裕を見せ、会場の空気は釈迦一色に。
そして零福に「自分を愛すんだよ」と諭し、「釈迦みたいになりたかったんだ」と気づいたとき、不幸を失った零福の武器は消滅します。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
武器を失った零福相手に釈迦も六道棍を捨て、素手での殴り合いを提案。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
自分のことを理解してくれた釈迦に救済され、幸せを感じる零福を右ストレートでノックアウトする釈迦。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
美しい完全決着かと思われましたが…
波旬への変貌と決着・勝敗
敗北を受け入れ生まれ変わろうと決心する零福の取れた角が零福に突き刺さり、肉体から2匹の龍が現れます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
そして零福を包み込み卵のような形状に変化し、その中から出てきたのは第六天魔王・波旬(はじゅん)。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
かつて冥界(ヘルヘイム)を半壊させ凡百の神が足元にも及ばない強さを持つ怪物です。
大昔消滅しましたが、神代表・ベルゼブブが波旬の残穢から種を作り、零福に埋め込んだものがこの戦いがきっかけで発動してしまいました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック12巻より
ベルゼブブについてはこちらの記事で詳しくまとめています。
零福は消滅してしまいましたが、戦いは波旬と続きます。
圧倒的な力を持つ波旬の攻撃を釈迦は何とか受けますが、「正覚・阿頼耶識」による先読みができません。
「正覚・阿頼耶識」は意思の輝きによる魂のゆらぎで未来を見る能力ですが、完全な闇である波旬の魂はゆらぐことがないため先を読むことができないのです。
出典:『終末のワルキューレ』コミック13巻より
波旬の本気の攻撃「魔廻天衝」を六道棍の盾で防ぎますが、盾を貫通した刃が釈迦の左目を潰します。
出典:『終末のワルキューレ』コミック13巻より
「天誅」と繰り返し言いながら釈迦を圧倒していく波旬。
釈迦も怒りで六道棍を新たな形に変化させ反撃を試みますが、逆に波旬に腹を貫かれてしまいます。
出典:『終末のワルキューレ』コミック13巻より
それでも倒れずに向かってくる釈迦に対し初めて恐怖を覚える波旬。
自らの左腕をもぎ取り、剣に変化させ放つ必殺の「灼(あらたか)」で六道棍をへし折ります。
出典:『終末のワルキューレ』コミック13巻より
重傷を負い武器も失った釈迦は絶体絶命。
薄れゆく釈迦の意識の中で手を取ったのは零福でした。
釈迦は零福の武器を手に取り、「一蓮托生」による神器蓮生で究極の神器「大円寂刀・零」を手にします。
出典:『終末のワルキューレ』コミック13巻より
力を取り戻した釈迦に対し、波旬は恐怖で魂のゆらぎが出るようになります。
それにより釈迦は波旬の動きを完全に先読みし、必殺の一撃を放ち、波旬を一刀両断。
出典:『終末のワルキューレ』コミック13巻より
波旬は消滅し、零福の魂は釈迦にポーズを決め七福神と共に天に還っていきました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック13巻より
ラグナロク第6回戦は人類代表・釈迦の完全勝利という結果となりました。
出典:『終末のワルキューレ』コミック13巻より
釈迦も出場したラグナロク第6試合までに出場したキャラの強さランキングまとめ記事はこちら
まとめ
『終末のワルキューレ』の釈迦の情報・神器・対戦相手零福(波旬)との戦いの内容・勝敗をまとめてきました。
初登場時のユルさとはイメージががらっと変わりましたね。
自分やりたいようにやり、人類を救うために神を裏切ったり、対戦相手の零福までも救済する姿は半端なくかっこいいです。
釈迦を裏切り者と予想し、釈迦が人類代表に変わった瞬間ブチ切れていたロキとの確執や今後の絡みも気になるところ。
釈迦の戦いは終わりましたが、ブリュンヒルデに「一蓮托生」を教えるなど、作品全体に強い影響を持っているのでこれからの活躍にも期待したいですね。
以上、『終末のワルキューレ』の釈迦についてのまとめでした!
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