『ケンガンアシュラ』のラスボス的なキャラとして登場した加納アギト。
大日本銀行の総帥・片原滅堂の護衛者の中で最強の者に与えられる「滅堂の牙」の五代目にして拳願仕合史上最強の闘技者です。
圧倒的な戦闘力を持ち、台頭に戦えるものはいないと言われるほど作中最強のラスボスとして登場しました。
今回はそんな加納アギトの情報・強さ・戦い方・技・拳願絶命トーナメントの戦績・その後について詳しくまとめました。
※『ケンガンアシュラ』5〜27巻、『ケンガンオメガ』3巻のネタバレあり
『ケンガンアシュラ』と『ケンガンオメガ』の違いを知りたい方はこちらの記事からどうぞ!
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目次
加納アギトの情報・強さ
出典:『ケンガンアシュラ』コミック27巻より
加納アギト
通称「滅堂の牙」
身長:201cm
体重:128㎏
年齢:不明
拳願仕合戦績:157勝0敗
23年前、ある人物によって行われた殺し合いである「蟲毒」の生き残りであり、片原滅堂と呉恵利央によって助け出された。
その後はありとあらゆる教育を受け、現在に至る。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
年齢は不明だが、一般常識に欠けていたり23年前の描写が15歳〜18歳程度に見えることから実年齢は40歳前後ではないかと思われる。
拳願仕合は脅威の157連勝無敗。
寝技・立技共にトップレベルの技量を持ちながら、一撃がすべて必殺技級というチートキャラ。
無表情で冷酷に見え、何を考えているか分からないが、恩人である片原滅堂に報いるため全力を尽くすところや一般的な知識に欠けている天然っぷりが魅力でもあります。
対戦相手の大久保直也に「ゼットン」に例えられた際、本気で「ゼットンとやらは強いのか?」と質問していた。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック14巻より
加納アギトの戦い方・技
ベースとしている格闘技はないものの、立技・寝技でトップクラスの技量を持つ究極のオールラウンダー。
その中でも名前がついている戦い方・技を紹介します。
「無形」
無数の選択肢からあらゆる状況に対応できる戦闘スタイル。
本能で動いているため、暴走状態とも言える。
ただ、あらゆる攻撃を選べるが故に「選択する時間」が生じ、攻撃に遅れ出るという欠点があり、疲労の蓄積により遅れが大きくなるため連戦には不向きの戦い方。
「武」
四代目「滅堂の牙」・王森正道との戦いから生まれたスタイル。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック23巻より
あえて技の数を絞り込み、無形の柔軟性を失う代わりに「選択の遅れ」をなくし、攻撃のスピードを上げる戦い方。
「龍弾」
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
超至近距離から最小限の動作で放つ最速の「寸勁」。
回避することはほぼ不可能であり、加納アギトが持つ最大火力の一撃である。
「先の先」
出典:『ケンガンアシュラ』コミック24巻より
初見泉との仕合で加納アギトが至った境地。
相手の気の起こりを読み動く前に打つという達人だけが使える技術。
アギトは「無形」の自在性を棄て、反応速度を上昇させることで実戦で使用できるようになった。
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拳願絶命トーナメントでの戦績
1回戦:VS大久保直也
出典:『ケンガンアシュラ』コミック14巻より
1回戦の相手は「格闘王」大久保直也。
世界最大の総合格闘技団体「アルティメットファイト」の日本人初となるヘビー級王者となり、無敗を誇る表格闘技界のスター選手。
表対裏の最強候補対決となった。
序盤、蹴り技で攻めるアギト。一撃で大久保の足が腫れ上がる。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック14巻より
大久保はひるまず反撃し、顔面への打撃からテイクダウンに成功。
大久保得意の寝技に対し、アギトも寝技を返し目まぐるしい攻防となる。
マウントを取られるもあっさり返すアギトは大久保の技を全て理解したと言い放つが大久保の攻撃がクリーンヒット。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック14巻より
全ての技術で上回るアギトに対し大久保は打・投・極を変幻自在に組み合わせる「複合」で対抗し、アギトに噛み合わせない。
自分の予想を超える強さを見せる大久保に思わずアギトの顔が変化します。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック14巻より
この怖い笑顔がアギトが本能で動く「無形」のサイン。
大久保の強さに対応するために仕合中に進化するアギト。
カウンターの組技を狙う大久保のこめかみに強烈な一撃。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック14巻より
この一撃で大久保は意識を失い、決着。
表裏王者対決は裏王者・加納アギトの圧勝で終わりました。
2回戦:VSガオラン・ウォンサワット
出典:『ケンガンアシュラ』コミック13巻より
2回戦の相手は「タイの闘神」ガオラン・ウォンサワット。
ムエタイでも史上最強と言われていたが、打撃を極めるためにボクサーに転向し、ボクシングでも世界最強となったタイの英雄。
2戦連続で表格闘技のビッグネームとの対戦となりました。
ボクサーとしてフリッカーの構えを取るガオランに対しアギトもフリッカーの構え。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック20巻より
ガオランを最高峰の拳闘士と認め、ガオランの流儀(ボクシング)で倒したいという思いを持っていました。
世界最強のボクサーと渡り合うアギトだったが、ボクシングで上を行くガオランのパンチがクリーンヒット。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック20巻より
ガオランの動きによってボクシング以外の戦い方を封じられたアギトでしたが、ガオランに「適応」し、ガオランを倒すために「特注(オーダーメイド)」の武術を作り出した。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック20巻より
ガオランのボクシングに対応したアギトはガオランに「ムエタイを使え」と挑発。
それに対しガオランは「貴様が見るのはさらに先だ」と返します。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック20巻より
ポーカーフェイスのガオランが見せる不敵な笑み。シビレるシーンです。
ガオランが見せたのはムエタイの動きを踏襲しつつ手技のコンビネーションを多用するガオラン独自の「打の極」
更に初めて勝負の範疇を超え、「生殺の領域」で本気になったガオラン。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック20巻より
最高レベルの打撃戦の中、勝負を決めに行くガオランの一撃に対し、アギトは一瞬で組技で切り返す。
大久保直也の「複合」をすでに自分の物にしていました。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック20巻より
起き上がるガオランの顎に止めの蹴りを放ち、決着。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック20巻より
アギトはガオランを打撃で凌駕することができず、過去の誰よりも強敵だったことを認めています。
3回戦:VS初見泉
出典:『ケンガンアシュラ』コミック12巻より
3回戦の相手は「浮雲」初見泉。
合気道の達人で、ムラが激しいが好調時には若槻武士や関林ジュンを一蹴するほどの実力。
その強さはかつて「滅道の牙」の候補としてスカウトされたほど。
1回戦で千葉貴之、2回戦で坂東洋平に余力を残しながら勝利している。
アギトの攻撃を最小の動きでかわし、自分の土俵に引きずり込む初見。
肘固めから顔面の急所三点を連続で撃ち抜く「叢雲三連(むらくもさんれん)」に繋げる。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック24巻より
が、技を見切っていたアギトは逆に初見の指をカウンターで折り、追撃で初見を追い込みます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック24巻より
追い込まれた初見はアギトの隙を付き、必殺の「星落とし」を放ちます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック24巻より
しかし大ダメージを負ったのは初見。何の攻撃を受けたかも理解できません。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック24巻より
アギトが放ったのは「寸勁」
2回目の寸勁を食らって理解した初見でしたが、時すでに遅し。
ミドル&ハイキックの二連打で意識を飛ばされ、決着。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック24巻より
意識を取り戻した初見はアギトの最後のハイキックを手加減されたことを理解し、現時点での実力差を感じ完敗を認めていた。
準決勝:VS黒木玄斎
出典:『ケンガンアシュラ』コミック12巻より
準決勝の相手は「魔槍」黒木玄斎。
拳願仕合初参戦ながらトーナメントの抽選では全員が対戦を避けたほどの強者。
1回戦で理人、2回戦で桐生刹那、3回戦で御雷零を寄せ付けず倒している。
事実上の決勝と言っても良いカードです。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
序盤、お互いに「先の先」による気の起こりの読み合いで、側から見ると攻撃がすり抜けているように見えるほどの攻防を繰り広げる。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
黒木の「魔槍」を食らい先手を取られるも、黒木の読みの上を行く進化を見せるアギトが優勢に立つ。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
自分の意思で明確に「無形」と「武」を使いこなし、黒木に狙いを絞らせず仕合を優勢に進めます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
黒木の左肘を外し絶対的有利かと思われたが、黒木は遠心力で左肘をはめ直し、親指のみの魔槍で反撃。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
更にアギトの「武」→「無形」の切り替わりのタイミングに生じる一瞬の「虚」をついた攻撃で黒木が形成逆転。
追い込まれたアギトは「武」→「無形」のコンマ数秒のタイムラグを短縮し、蹴り技を解禁すると言う土壇場の進化を見せる。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
そして初見泉を葬った必殺の寸勁「龍弾」を放ちます。
が、黒木の小手返しにより「龍弾」は不発。逆にアギトは右腕を破壊される。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
それでも自身の存在意義を懸け、右腕が破壊され脳を揺らされても止まらずに攻撃するアギト。
それを捌きつつ的確にダメージを与える黒木。
そしてついに決着の時が訪れる。
最後は左上段蹴りからの正拳突きで黒木玄斎が勝利。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
拳願仕合157勝0敗「滅堂の牙」加納アギトが決勝を前にして黒木玄斎に負けたというシビれる展開でした。
黒木玄斎についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
加納アギトのその後
黒木玄斎に敗れたアギトは片原滅堂に対し「滅堂の牙」の座を退くと宣言。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
護衛者の鷹山ミノルからバイクを譲り受け、自分が世間知らずということで見聞を広めるために旅に出るアギト。免許持ってたのか…
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
肩の荷が降りたのか、表情が大分柔らかくなりました。
『ケンガンオメガ』での加納アギト
『ケンガンアシュラ』の最後で旅に出てから2年後、アメリカでバイクに乗り、モーテル暮らしをしながらやりたいことを探し続けているアギト。
出典:『ケンガンオメガ』コミック3巻より
闘技者の氷室涼に「すまないがお前の名前を教えてくれないか?」と冗談を言い、氷室から「変わったな」と言われるほど人間らしくなりました。
「煉獄」との対抗戦への出場を打診され一度は断るも、後任の六代目「滅堂の牙」弓ヶ浜ヒカルが片原滅堂を裏切り「煉獄」へ移籍したことを知ると一変、対抗戦への出場を決めた。
まとめ
『ケンガンアシュラ』の加納アギトの情報・強さ・戦い方・技・拳願絶命トーナメントの戦績・その後についてまとめました。
無敗の帝王でありラスボス的な立ち位置で登場するも黒木玄斎という更なる強者に敗れ、主人公と戦うことなくトーナメントが終わったのは中々読めないストーリーでした。
黒木玄斎に負けたという事実があっても加納アギトの格が一切落ちることがないのが素晴らしいですね。
初期の戦闘モンスター&天然から「滅堂の牙」引退後の人間らしさを見せる変化も加納アギトの魅力です。
独特なファッションセンスからも目が離せません。
『ケンガンオメガ』でもさらなる「進化」を見せる加納アギトに期待です。
以上、五代目「滅堂の牙」加納アギトについてのまとめでした!
加納アギトも出場した『ケンガンアシュラ』の拳願絶命トーナメント参加闘技者32人の強さランキングまとめ記事はこちら。
『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』をスマホで読むなら漫画に特化した電子書籍サイトのebookjapanがおススメ!!
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