『ケンガンアシュラ』の登場人物の中で間違いなく最強の存在・「魔槍」黒木玄斎。
沖縄発祥の殺人拳・怪腕流の使い手で拳願絶命トーナメントを圧倒的な強さで勝ち抜き優勝しました。
「超人」理人こと中田一郎との師弟関係も注目ポイント。
今回はそんな黒木玄斎の情報・トーナメント優勝までの道のり・理人との関係について詳しくまとめました。
※『ケンガンアシュラ』4〜27巻、『ケンガンオメガ』5〜8巻のネタバレあり
『ケンガンアシュラ』と『ケンガンオメガ』の違いを知りたい方はこちらの記事からどうぞ!
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目次
黒木玄斎の情報
出典:『ケンガンアシュラ』コミック27巻より
黒木玄斎
身長:185cm
体重:96㎏
年齢:51歳
拳願仕合戦績:初参戦
沖縄発祥の殺人拳・怪腕流の使い手で裏世界で名の通った暗殺者。
怪腕流は沖縄空手・琉球伝統武術・中国武術の特徴を併せ持つ流派である。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック4巻より
初登場時は強者感はあるものの作中最強人物だとは全く予想できなかった。
友の孤影流・平良厳山の敵討ちのため、更に自身の強さの証明のために旧友であるモーターヘッドモータース社長・鷹風切己に頼み、代表闘技者として拳願絶命トーナメントに出場することとなった。
拳願仕合初参戦であり、他の闘技者との絡みもなかったため、トーナメントが始まるまでは全く実力が分かりませんでした。
ウォーミングアップなのか試合前に壁に仁王像を彫る(恐らく素手で)という謎の行動でただものではない雰囲気は感じられます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック10巻より
トーナメントの抽選で皆が1回戦での対戦を避けていたという黒木の強さはどれほどなのか?
拳願絶命トーナメント優勝までの道のり
1回戦:VS理人(中田一郎)
1回戦の相手は「超人」理人こと中田一郎。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック2巻より
人間離れしたピンチ力(指の力)を活かした防御不能のレイザーズ・エッジが必殺技。
そんな理人を黒木は完全な弱者と認識し、攻撃を捌きながら寸止めを繰り返します。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック12巻より
それでも理人からの攻撃で傷を負ってからは「戯れ」と称して相手をするものの、力量を示し圧倒。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック12巻より
それでも根性で立ち上がる理人を粉砕し、圧勝で2回戦進出。
尚、敗れた理人は黒木の本物の強さに憧れ弟子入りを懇願します。
2人の関係は記事の後半で!
2回戦:VS桐生刹那
2回戦の相手は「美獣」桐生刹那。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック12巻より
友である狐影流・平良厳山の弟子であり、その平良厳山を殺めた仇である存在です。
1回戦で二階堂蓮を圧倒した実力は底が知れず、王馬とも因縁の深い存在であるため、決勝まで残る可能性が高いと思っていました。
そんな桐生の攻撃を余裕で捌く黒木。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック18巻より
更に桐生が必殺技「羅刹掌」を連続で放つも、足で描いた円の中から一歩も動かずに捌き続ける黒木に観戦していた他の闘技者達は思います。
「次元が違う」
出典:『ケンガンアシュラ』コミック19巻より
全員が黒木玄斎が加納アギトと並ぶ優勝候補と認識した瞬間かもしれません。
しかし桐生もまだ底を見せておらず二虎流と羅刹掌を組み合わせた攻撃で反撃。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック19巻より
桐生の羅刹掌を魔槍で貫きくもその指をへし折られる黒木。
しかしその右手による魔槍で桐生の胸部を貫きます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック19巻より
この局面で指先に威力を集中させた真・羅刹掌を放つ桐生でしたが、それを「付け焼き刃の技」と一蹴し、止めの魔槍を心臓に放ち、勝利を納めました。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック19巻より
尚、黒木は殺すつもりで桐生の心臓を貫きましたが、自分の心臓に羅刹掌を放ち魔槍を回避した桐生は生きていました。
桐生刹那についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
3回戦:VS御雷零
3回戦の相手は「雷神」御雷零
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
雷心流の使い手で先代当主の御雷の父を黒木が殺している因縁がある。
御雷の必殺技「雷閃」を前の仕合で見た黒木は速さを見切っていたつもりだったが、御雷の雇い主・倉吉理乃による暗示で雷閃の速さは上がっていた。
この攻撃で初めて黒木が膝を着いた。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック23巻より
目で捉えられない速さで攻撃を続ける御雷でしたが、黒木は隙を見せず決定的な攻撃を喰らわず、逆に身を超えた力を出す御雷の肉体は限界を迎えます。
更に限界を超え、誰も追うことのできない速さの雷閃を放つ御雷。
黒木は先読みの極致で拳を相手が来る場所に「置く」ことで迎撃。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック23巻より
限界を超えた足による速さを捨て、全身の筋肉を連動させた御雷渾身の連撃を捌き切り、止めの下突きで勝利。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック23巻より
ちょっとマジで次元の違う強さです。
準決勝:VS加納アギト
準決勝の相手は五代目「滅堂の牙」加納アギト
出典:『ケンガンアシュラ』コミック5巻より
拳願仕合戦績 157勝0敗の帝王でありぶっちぎりの優勝候補。
大久保直也、ガオラン・ウォンサワット、初見泉といった実力者たちを圧倒的な強さで倒してきた。
無数の選択肢からあらゆる状況に対応できる「無形」が戦闘スタイルのベース。
更に相手との戦いで「適応」し「進化」し続ける化け物です。
事実上の決勝戦とも言える戦いです。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
序盤、お互いが「先の先」で動きを読み合い、攻撃がすり抜けるように見えるほどの回避力で全く打撃が当たらない。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
先手を取ったのは黒木。魔槍でアギトの肩を貫きます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
しかし黒木の読みの上をいったアギトが形成逆転し、圧倒。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
更に「無形」と技の選択肢を絞り素早い攻撃を可能とする「武」を自在に使いこなし、黒木の左肘を外し優位に立ちます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
黒木は桐生刹那との戦いで右手四指も骨折しており、左右の魔槍を失い絶体絶命。
しかし遠心力で左肘をはめ直し、更に右手の親指で魔槍を放ちます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
アギトの「武」→「無形」の切り替わりの「虚」を見切り、的確にダメージを与える黒木。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
「使うべき瞬間に使うべき技を使う」という武の極致を体現し、再び優位に。
ここでアギトが見せたのは更なる進化。
「武」→「無形」のタイムラグの短縮による蹴りの解禁で勝負は五分五分に。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
そしてアギトの持つ最大火力の技、超至近距離から放つ「龍弾」を放ちます。
これを完全に読み切った黒木は小手返しによりアギトの右腕を破壊。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
それでも「滅堂の牙」の意地で自分の存在を懸けて攻撃するも全て捌く黒木。
そしてついに決着の時。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック26巻より
「滅堂の牙」加納アギトに初めての敗北を与え、決勝進出を決めました。
決勝:VS十鬼蛇王馬
決勝の相手は主人公「阿修羅」十鬼蛇王馬
出典:『ケンガンアシュラ』コミック7巻より
決勝にたどり着くまでに命を削って戦い、最初から満身創痍の王馬は前借り(憑神)と二虎流を同時に使い、勝負を決めにいきます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック27巻より
決勝で二虎流の極致に辿り着いた王馬はラッシュを仕掛けますが、その全てに対応し、的確に打撃を当てる黒木。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック27巻より
黒木が自分よりも強いことを認めつつ諦めない王馬。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック27巻より
深刻なダメージの中、最後の気力で必殺の「前借り」✖️「鬼鏖」を放ちます。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック27巻より
それでも黒木には届かず、結局王馬の全てを完封し、圧勝。
圧倒的な強さで拳願絶命トーナメントを制しました。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック27巻より
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理人の師匠となった黒木玄斎
1回戦で戦った理人は試合後に黒木への弟子入りを懇願します。
「弟子は取らない」と言う黒木でしたが、しつこくつきまとう理人を邪険にはせず、「一郎」と呼び、助言を与えるように。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック18巻より
意外すぎる面倒見の良さを雇い主の鷹風切己にもイジられています。
出典:『ケンガンアシュラ』コミック18巻より
トーナメント後も修行に理人が同行することを許し、鍛えてあげたようです。
『ケンガンオメガ』では煉獄との対抗戦に出場要請を断り、「一郎は強くなった」と理人を送り出しました。
出典:『ケンガンオメガ』コミック5巻より
2年間怪腕流の基礎を伝授したということで完全に弟子入りを認めてます。
そして煉獄との対抗戦で理人の戦いを修行先のアメリカから観戦しに現れた黒木。
弟子愛が止まらない黒木に公式でも「弟子が心配おじさん」と煽られていました。
更に理人との死闘を制した黒木に憧れる煉獄の闘技者・「羅亡」隼から立ち会いを望まれるも優しく一蹴し一言。
「生き急ぐな若人よ。強くなれ。」
出典:『ケンガンオメガ』コミック8巻より
師匠ポジションが確立されてますね。
理人との師弟関係には今後も注目です。
まとめ
『ケンガンアシュラ』の黒木玄斎の情報・トーナメント優勝までの道のり・理人との関係についてまとめました。
過去の背景や因縁・主人公・ラスボス補正等を全て無視し、圧倒的な強さでトーナメントを制した黒木玄斎。
「強い奴が勝つ」を体現し、黒木が優勝したことで『ケンガンアシュラ』の格闘漫画としての価値が格段に上がった気がします。
強さだけでなく理人への面倒見の良さや「ハイブリッド」という横文字を使うことを旧友の鷹風切己にイジられるお茶目さも黒木の魅力です。
黒木を苦戦させる相手とのガチの戦いも期待したいところですね。
以上、「魔槍」黒木玄斎についてのまとめでした!
黒木玄斎が優勝した『ケンガンアシュラ』の拳願絶命トーナメント参加闘技者32人の強さランキングまとめ記事はこちら。
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